この記事は
ネコのふらつきについて
症状とその原因を追究し
怪我からくるものと病変によるものを判別することができます。
ふらつく原因
・加齢で足腰が弱まっている
・怪我をしている
・外耳炎・中耳炎・内耳炎・ガン等の耳の病変からくるもの
・ホルネル症候群や脳腫瘍等の脳の病変からくるもの
・重度の口内炎からくるもの
※ネコがふらついたり、同じ場所をぐるぐる回る等の
症状が出た場合は、まず神経系の異常を疑ってあげたほうが良いです。
命にかかわる重大な病気を抱えている可能性があるので
なるべく早くにCTやMRI設備が整った病院へ連れて行ってあげて下さい。
ふらつきが見られたら確認する事
・耳の中が黒く汚れていたり耳底への水たまりや耳からの異臭がしないか
・左右の目の大きさ・瞳孔の大きさは左右均等か
・正面からよく見て顔や首がどちらかに傾いていないか
・鼻周辺からでているヒゲの長さ・量は左右均等か
・目をよく見て瞬膜が露出していないか
上記項目に一つでも当てはまる場合は
脳の病変を疑うべきです。
特に中耳炎等の病歴があれば要注意です。
それは、ネコの耳は構造上、脳に非常に近い器官だからです。
最愛のネコ・ルナ
ウチのルナは2016年5月18日に虹の橋を渡りましたが
最初の異変に気が付いたのは
2016年1月頃のヒゲが右側だけが短くなっている事でした。
病院へ連れて行きましたがその後、右目・右耳・舌の右側半分
右脚が麻痺していきました。
右目は瞬膜が露出していて毎日2時間おきに滴下点滴をしなければなりませんでした。
2016年4月に右耳の扁平上皮癌で余命1か月を宣告され
壮絶な闘病生活を送りました。
モルヒネのような鎮痛剤を投与したり最期のほうは何もしてあげられない自分が情け無くて途方に暮れた記憶が今でも昨日の出来事のようです。
ルナは、普通に歩く事さえままならないはずなのに、亡くなる前日まで、トイレだけは誰の手も借りるまいと、必死にトイレに向かっていました。
正直、凄いなと今でも思います。
みなさんにはこうなってほしくない
ルナの病気の事を伝えることで他のネコ達を救いたい。
そんな思いで書き記しています。
是非参考になさって下さい。